入試英文で頻出の「倒置」演習です。この「文構造」がわかりますか?

入試英文では、「文構造」の難解な英文が狙われます。

わかりにくい「文構造」の一つが、「倒置」です。

「倒置」とは、普通の語順とは逆になっているもの、を言います。

例文です。

この文のどこが「倒置」になっているか、わかりますか?

Present in every human being are two desires.

 

実は、主語が two desires で、present in every human beings は補語なのですね。

present は形容詞で「存在して」の意味ですから、主語にはなれません。

(主語は必ず名詞でなければなりません)

従って、後ろの two desires が主語だとわかります。

すると、この文は「倒置」だと気づくわけです。

 

普通の語順では、こうなります。

Two desires are present in every human beings.

意味は、

「2つの欲望があらゆる人間に存在している」

ですが、これだとあまり強い印象を与えません。

だから、語順をひっくり返して、強い印象を与えようとしているわけですね。

 

訳もこうなります。

「あらゆる人間に存在しているのは2つの欲望である」

ほら、この方が印象が強くなるでしょ。

 

いかがでしょうか?

「倒置」の見分け方、ぜひ参考にしてくださいね!

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