意外と知らないコロン(:)とセミコロン(;)の違い。あなたは言えますか?

その違いを意識しないままで見過ごしがちだが、実はどんな英文にも必ずと言っていいほど存在しているのが、コロンとセミコロンです。

実は学校の授業でも、しっかりとした説明を受けることはまれです。

だから、何となく読み飛ばしてきた人が多いと思います。

しかし、その役割をきちんと理解しているのといないのでは、英文解釈にかなりの差が出てしまいますよ。

今回は、コロンとセミコロンの違いについて解説します。

コロンは(:)と書きます。ピリオドが2つ縦に並んだ形です。

役割は、前文の内容の補足説明であることがほとんどです。

We need three kinds of support: political, economic, and moral.

「我々には3種類の支援が必要だ。すなわち、政治的、経済的、そして道徳的な支援である」

この英文では、前出の three kinds of support を説明するために、コロン以下が使われています。従って、コロンは「すなわち」とか「つまり」と訳される場合がとても多いのです。

セミコロン(;)は、上がピリオドで、下がコンマの形をしています。実はこの形が、セミコロンの役割を表しています。

つまり、セミコロンは、ピリオドとコンマの中間の区切りを表しているのです。

I have really no friends here; either they have lost interest in me, or I in them.

「ここには本当に友達がいない。彼らが私への興味を失ったか、または私が失ったかのどちらかだ」

( I と in them の間に、have lost interest が省略されていますね)

この文でわかるように、セミコロンの役割は、前の文と後の文をただ区切っているだけです。

ピリオドは「文と文」、コンマは「語」・「句」・「節」、そしてセミコロンは、その中間の「節」を区切る働きをするのです。

いかがでしょうか?

これから英文を読むときは、コロンとセミコロンのこの役割を意識して読むと、より理解が早くなると思いますよ。参考にしてくださいね。

 

 

 

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