今さら聞けない「不定詞to V」の解説です!この際、しっかりと復習しましょう!

前回、複雑な英文中に現れる不定詞の解釈について解説しました。その時、不定詞の理解が不足しているなぁと実感した人も多かったのではないでしょうか。

不定詞は中学校で扱います。中学校の教科書に、今から述べる不定詞の解説が載っているのですが、ひょっとしたら、その時に理解が不十分だった人がいるのかもしれませんね。

そういう人たちのために、今回は不定詞を基礎からおさらいしたいと思います。

不定詞には、次の3つの用法があることをしっかりと理解してください。この3つの用法がわかっていないと入試レベルの英文中の不定詞は理解できません。

では、順に解説していきましょう。

1 名詞的用法:「~すること」

例文1:I want to eat sushi tonight.「私は今夜は寿司が食べたい」

この文では、動詞 want の目的語が to eat sushi「寿司を食べること」という名詞的用法の不定詞になっています。

「食べることをほしい」が「食べたい」となります。

すなわち、to eat 以下が want の目的語になっているのです。

目的語は名詞でなければならないので、動詞を目的語にするために不定詞の名詞的用法が使われているわけです。

例文2:It is necessary for you to start now.「あなたは今出発することが必要だ」

この文では、仮主語 it の内容を、真主語 to start 「出発すること」が表しています。

to start を主語にするために不定詞の名詞的用法が使われているわけです。

 

2つ目の用法です。

2 形容詞的用法:名詞+to V「Vするための~」

例文:I want something to eat.「私は何か食べるものがほしい」

この文では、somethingという名詞を to eat が説明しています。

名詞を説明するのは形容詞ですので、形容詞的用法と呼ぶわけです。

 

最後の用法です。

3 副詞的用法

この用法では、不定詞が動詞や形容詞を説明しています。動詞や形容詞を説明するのは副詞なので、副詞的用法と呼ばれます。

副詞的用法にはいくつかの意味がありますが、ここでは特に重要な2つを上げておきます。

①目的「~するために」

②原因「~して」

この2つです。順に説明しますね。

①目的「~するために」

例文1:I went out to buy some bread.「私はパンを買うために出かけた」

この文では、went out「出かけた」目的が、 to buy bread「パンを買うため」なので、「目的」と呼びます。

②原因「~して」

例文2:I’m happy to see you.「あなたに会えて嬉しいです」

この文では、happy「嬉しい」ことの原因が、 to see you 「あなたに会え」たことですので、「原因」

と呼びます。

 

いかがだったでしょうか。

不定詞の基本、3つの用法のおさらいでした。

ぜひ参考にしてください!

 

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