stay homeとhome stayの違いは?英語の語順のおもしろさです!

最近の合言葉、stay home。なぜstay at homeではいけないのか、については以前お話ししました。

今回は、この語順をひっくり返した英語home stayが、いわゆる「ホーム・ステイ」になる理由について解説したいと思います。これは、英語という言語(他のヨーロッパ言語のほとんども同じですが)の最大の特徴である、「語順で意味を表す」、という概念を象徴しているお話しです。

Stay homeはstayという動詞が文頭にあります。したがって、命令文ということになります(命令文の定義は、動詞の原形で始める文ということですから)。ゆえにこの文は「家にいて」あるいは「家にいろ」という意味です。

ひっくり返したhome stayでは、品詞が変化します。まず、stayが名詞になります。名詞では「滞在」という意味です。

次に、その名詞の前に置かれた語homeは、形容詞ということになります。homeの形容詞は、「我が家の」「家庭の」という意味です。

従って、二つを組み合わせると、home stayで「我が家での滞在」ということになりますね。これがいわゆるホームステイということなのです。

英語は、語順によって大きく意味を変える言語です。それが英語の本質的な特徴であり、かつ日本語と大きく異なる部分です。日本人の多くが英語を苦手とする理由は、そこにありそうです。

 

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