SVOCをとる動詞、3種類あります!どれも必須ですが、今回は使役動詞ですよ!!

今回から、英文理解で最も難解な第5文型、SVOCをとる動詞を解説します。次の3種類があります。

1 使役動詞

2 感覚動詞

3 find, keep, leave

3番目にあげた3つの動詞は、SVOCを取る一般動詞の中で特別な理解が必要な動詞、ということでまとめています。

さて今回は、1の使役動詞を解説していきましょう。

1 使役動詞

使役動詞とは、「OにCさせる」という意味をもつ動詞のことです。従って、常にOとCの間に「主語述語関係」が成立していることに注意してください。

主なものは次の4つです。それぞれ性質が違いますので、一つ一つしっかりと確認してください。

(1)let

Oに自由に「~させる」という意味(許可)です。

例:She let her dog run freely.「彼女は犬を自由に走らせた」

この文では、目的語のher dogにrun(原形です)させた、という意味です。

(2)make

無理にでも「~させる」という意味(強制)です。

例:His father made him play baseball.「彼の父は彼に野球をやらせた」

この文では、目的語のhimは、野球をやりたくないのですが、父親が無理やりplay baseballさせた」という意味になります。上のletとかなり違いますね。

3 have    「してもらうように、うまくもっていく」という「手配」の意味です。

例:I’ll have her call you later.「私は彼女に後であなたに電話させます」

この文では、目的語のherと話をして、のちほどあなたにcallさせる、という意味です。

例:She had her hair cut yesterday.「彼女は昨日、髪をカットしてもらった」

この文では、目的語のher hairを(美容師さんにお願いして)cutしてもらった、という意味になります。

この場合、cutは過去分詞です。つまり、her hairがcutされる、という主語述語関係が成り立っているということです。

さらに、haveには「被害」を表す言い方もあります。

例:He had his smartphone stolen in the train.「彼はスマホを列車で盗まれた」

この文では、目的語のhis smartphoneがstolenされた、という「被害」を表しています。補語が過去分詞になって、「~される」という受け身の意味になっています。

上の2つの例文のように、Cが過去分詞の場合は注意が必要ですよね。

4 get    努力して「~させる」という意味です。

Cが動詞のときは、不定詞to Vになるのが、他の使役動詞と違う点です。

例:I’ll get him to visit you.「私が彼に、あなたを訪ねさせよう」

この文では、目的語のhimにいろいろと働きかけてあなたを visitさせる、という意味になります。

 

いかがでしょうか。

SVOCをとる使役動詞のまとめでした。参考にしてくださいね。

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