今日は、「文の要素」について書きたいと思います。
前回、英文の理解そして英語力の向上には、文型の考え方が不可欠だ、ということを書きました。では、それぞれの文型の違いは何でしょうか。それは「文の要素」の違いなのです。ですから、当然ながら、「文の要素」を知らなければ、文型を理解することはできません。
では、「文の要素」とは?
4種類あります。
「主語」「動詞(述語)」「目的語」「補語」の4つですね。
まず、「主語」とは、文字通り、文の主体ということになります。日本語の場合は、人間であることが多いですが、英語の場合は、人間でないもの(無生物と言います)が主語になることも多々あります。
次に「動詞」です。「動詞」とは、「主語」がおこなう動作やその状態を表す語のことです。動作であれば、走ったり、考えたり、話したり、などですね。状態であれば、「~である」という意味になります。
続いて、「目的語」です。これは、「動詞」が行う動作の対象です。例えば、「私が話す」の対象が「彼」であれば、「彼」が目的語です。あるいは、「壊す」の対象が「ガラス窓」であれば、「ガラス窓」が目的語となりますね。
最後が、「補語」です。これがちょっと難しいですね。日本語にないものですので、注意が必要です。
「補語」とは、補う語と書くように、他の「文の要素」を説明する(補う)ものです。他の「文の要素」とは、「主語」と「目的語」です。この2つを補いたいときに「補語」が出てくるのです。
以上の4つで、全ての英文を構成しています。(正確には、「文の要素」に入らないものもあります。これはまた後日説明しますね)
いかがでしょうか。たったの4つの要素であらゆる英文が構成されている、ということはちょっとすごいことでしょう。逆に言えば、この4つをしっかり理解すれば、どんなに難解な英文も理解できる、ということです。
ぜひ、「文の要素」の考え方、使ってみてください!