「させる」の他動詞って、わかりますか?
あまり学校の授業等で話題にならないようです、
私はこの概念を理解しておくことが、英語力の向上に実はとても重要だと思っています。
では、解説です。
例文。
They have been married for more than 30 years.
「彼らは結婚して30年以上になる」
この文の動詞、marry が「させる」の他動詞の一つです。
どういうことか?
それは、marry が「~と結婚させる」という意味の他動詞だからです。
従って「私は結婚しています」は、
I’m married.
という、受動態で表現しなければならない、ということになるのです。
つまり、「私は結婚させられている」という英文が「私は結婚している」という表現になる、ということです。(もちろん被害者意識があるわけではありませんよ。英語では、そういう言い方をすると考えてください)
もう一つ例文。
The child was starved for affection. 「その子供は愛情に飢えていた」
この文の動詞 starve も、「飢えさせる」という「させる」の他動詞です。
従って、その受動態の be starved 「飢えさせられている」が「飢えている」の表現になるのです。
この「させる」の他動詞は他にもたくさんあります。
例えば、
surprise, excite, amaze, interest
などなど。
たくさんありますね。
ですから、これらを「させる」の他動詞として区別して覚える、ことが重要になるのです。
ぜひ、実践してください!