私は、英語を学び始めた頃から今に至るまで、「英語力は辞書を引く回数に比例する」と考えてきました。
皆さんはどう思いますか?
今回のお話は、なぜ辞書を引きながら英語を考えるという習慣が重要なのか、です。
早速ですが、次の文の意味がわかりますか?
We are of an age.
高校生の頃、この文に出会った時「何だ、これ?」と思いました。
それで、a を辞書で引いたのです。
a くらいわかってる、と思ったけど「ひょっとして、まだ知らない意味があった?」と考えて。
すると、あったのです。
a :形容詞「同じの~」
と載っていました!
「えっ、a に、そんな意味あったの」と思いました。
それで、この文の意味が
「私達は同じ年です」
だとわかったのです。
(ちなみに、 「of + 名詞」で「~の」という意味の形容詞句になります)
このように「知っていたつもりだったのが実は知らなかった、ということがわかる」という、学びに必須の経験が、「辞書を引く」という行動によって可能になるのです。
この体験はとても大切です。
なぜなら、これは、
①「知っているつもりだけど、ひょっとして知らないことがあるかも」という好奇心に駆られて辞書を引く。
②その結果、新しい発見「知っていたつもりが、知らなかった」をする。
③それが「エピソード記憶」として、しっかりと脳に刻まれる。
という体験だからです。(エピソード記憶については、別のブログを参照してください)
この体験があなたの英語力をどんどん向上させるのです。
いかがでしょうか?
今回は「辞書を引く回数に英語力は比例する」というお話でした。
ぜひ実践してくださいね!