今回は趣向を変えて、私の趣味、ミステリー小説について書きます。
マイクル・コナリーって、知っていますか。
現代アメリカで、最高のハードボイルド作家と呼ばれているミステリー作家です。
私がこの十年以上、一番好きな作家です。
いくつかのシリーズを書いていますが、その中で最も人気があるのは「ハリー・ボッシュ」シリーズでしょう。
主人公のハリー・ボッシュは、幼いころに母親を殺された過去を持つ、ロスアンゼルスの殺人課刑事です。
警察という巨大組織の中で妥協することなく自分のやり方で捜査を続けるため、しばしば周囲と軋轢を生じながらも、自分の主義を決して曲げない孤高の刑事として描かれます。
もし、こんな人物が周りにいたらちょっと大変だろうと思ったりもしますが、だからこそ実に魅力的な人物です。彼の生き様が、コナリーのハードボイルド作家としての真骨頂でしょう。
ハリー・ボッシュシリーズは、既に20冊以上書かれています。
これらの作品中で、ボッシュは年をとり経験を重ねていきます。
従って、このシリーズはボッシュの生き様を辿る大河小説と言えるでしょう。
そのため、順を追って読むことをお勧めします。
第1作は、1992年出版の「ナイトホークス」です。
ぜひ、コナリーワールドを味わってみてください!