以前に書いたように、私はアメリカのミステリー作家、マイクル・コナリーの大ファンです。
彼の代表作と言えば「ボッシュ・シリーズ」ですが、新しい主人公の新シリーズが出ています。
それが「バラード・シリーズ」です。
先日、その第1作「レイトショー」を読了しました。
私の感想は、
「最高でした!お薦めです!」
簡単に紹介しますね。
主人公は、レネイ・バラード、ロスアンゼルス警察、夜間勤務の女性刑事です。
30代半ば独身、夜間勤務が明けると、愛犬とともに海岸にテントを張り、趣味のパドリングで一汗流してからテントで寝るという、定宿を持たない生活を送っています。
彼女は、夜間勤務で遭遇する事件の解決に、一人で果敢に取り組む強い女性です。
さて、「レイトショー」とは、警察内部での夜間勤務の別称です。
変わり者の警察官や事情がある者が就く、周囲からの評価が低い任務です。
バラードもそうです。
上司のセクハラを訴えたところ、パートナーの男性刑事に裏切られ、逆に自分が「レイトショー」にとばされたのです。
そんな中でも、彼女は挫けず事件を追いかけ、見事に解決に導きます。
途中、何度も「えっ」というどんでん返しが起こり、ジェットコースター的ストーリー展開になります。
コネリーの創作した新たなヒロイン、バラード。
ボッシュに負けず劣らない、本当に魅力的な人物です。
「バラード・シリーズ」はさらに3冊出ているようです。
今から楽しみです。
皆さんも、いかがですか?