今さら聞けない「形容詞」と「副詞」の違い。って何ですか?実は大切なことです!

皆さんは、「形容詞」と「副詞」の違いをちゃんと言えますか?実は簡単そうで、しっかりとわかっていない人が多いようです。今回は、その違いを解説します。

まず、「形容詞」。

「形容詞」とは、名詞を説明する語、のことです。

She is a kind girl.「彼女は親切な女の子です」

この文では、kindが「形容詞」で、名詞のgirlを説明しています。

The boy is kind.「その男の子は親切だ」

この文では、kindが補語となり、主語のboyを説明しています。

次に「副詞」。

「副詞」とは、主に動詞を説明する語です。

(他にも、形容詞やそのほかの副詞、さらには名詞や文全体を修飾する働きもあります。それらは別に覚えればいいので、ここでは動詞を修飾する、とだけ覚えてください)

He can run fast.「彼は足が速い」

この文では、fastが動詞のrunを説明しているので、「副詞」です。

fastが「形容詞」になることもあります。

He is a fast runner.「彼は足が速い」

先ほどの文と同じ意味ですが、今度は、fastが名詞のrunnerを説明しているので、形容詞になっています。

このように、同じ単語が「形容詞」にも「副詞」にもなる場合は特に注意が必要です。

They sat still while she was talking to them.「彼らは彼女が話しかけている間、じっと座っていた」

この文のstillは、「形容詞」でしょうか、それとも「副詞」でしょうか。

答は、「形容詞」です。

このstillは「静止した」という意味の「形容詞」で、主語のtheyの状態を説明する補語になっています。

これを「まだ」という「副詞」と勘違いして、「彼らはまだ座っていた」と解釈する人がけっこういます。

それでも正確な理解につながりませんね。

いかがでしょうか。一つだけ例を上げましたが、実は他にもいろいろと間違いやすいものがあります。

また、紹介しますね。

 

 

 

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