前置詞シリーズ第4弾は、with です。
with も多くの英文中に現れ、様々な意味を表します。従って、難解な英文を理解するのにとても重要ですね。
では、解説していきましょう。
with のイメージは「~と繋がって」です。
例文1:He wanted to spend more time with his family.
「彼は家族と一緒の時間をもっと過ごしたかったのだ」
この文では、「彼」と「その家族」との繋がり、のイメージです。
例文2:Betty is a girl with blue eyes. 「ベティは青い目をした女の子です」
「女の子」と「青い目」との繋がり、ですね。
例文3:With more care, he would not have failed like this.
「もっと注意していたら、彼はこのような失敗はしなかっただろうが」
「注意」と後半の文内容との繋がり、というイメージです。
例文4:He sat with his eyes closed. 「彼は目を閉じて座っていた」
これは付帯状況の with という用法です。「目を閉じている」状況が、「座っている」状況と繋がっていることを表しています。この用法はとても重要なので、例文をもう一つ。
例文5:Don’t speak with your mouth full. 「口にものを頬張って話してはいけません」
「口にものがいっぱい入っている」状況が、「話す」という動作と繋がっているイメージですね。
さらに、次の例文です。
例文6:What’s the matter with you? 「どうしたのですか」
頻出表現ですね。でも、この with が理解できていない人が案外多いようです。
「あなた」と the matter 「問題」が繋がっているイメージなんですね。
従って、「あなたに関しての問題は何ですか」というのが元々の意味なのです。この意味も大事なので、もう一つ例文。(実際の入試問題です)
例文7:A problem with Bentham’s idea is that you can only see what would have been best when you look back on the past.
「ベンサムの考えの問題点は、過去を振り返る時にしか何が最善だったのかわからないということだ」
「ベンサムの考え」と「問題」が繋がっているイメージですね。
いかがでしょうか? with の「~と繋がって」のイメージがつかめましたか?
ぜひ参考にしてください!