本日は、「動名詞しか目的語にとれない動詞の覚え方」について解説しますね。
その前に、つぎのことを確認しておきましょう。
「動詞の目的語は必ず名詞でなければならない」
このことが案外おろそかになっている人がいます。しかし、これは英文法で数少ない「例外のない規則」です。実は文法に例外がないことはまれなので、これは貴重なルールと言えます。ぜひ、頭に入れておいてください。
話を元に戻します。
動詞の目的語に動詞を置きたいことがありますよね。例えば、「私は野球をすることが好きだ」という文です。「好き」という動詞の目的語が「野球をする」という動詞になります。ここに、動詞を名詞にする必要性が生まれるのです。
では、動詞を名詞にする方法とは?2種類あります。1つ目が「不定詞」、もう一つが「動名詞」です。
多くの動詞がそのどちらでも目的語として使えますが、中に「動名詞のみ」という動詞があるのです。これは覚えるしかありません。
その覚え方は、「フグの目はパーです」です。
なんだ、そりゃ、と思ったことでしょうね。
解説しますと、釣り好きの人にはあまり人気のないフグが岸壁に捨てられています。そして、その目は白く濁っていて、何の生気も感じられない、というイメージです。
これで、動名詞のみを目的語にとる動詞12個が覚えられますよ。次のように。
「フ」はfinish、「グ」はgive up、「目」はmeで、mindとmiss、さらにenjoyとescapeです。
「パー」はpaなので、postponeとput off、avoidとadmitです。
「で」はdeny、「す」はstopというわけです。
これですべてではありませんが、試験で問われるものはほとんど網羅していると思います。
いかがでしょうか。けっこう覚えやすいと思いますが、ぜひ利用してみてくださいね。