原書で読む英語の楽しさを味わえるおススメの3冊!英語上級者を目指して!

今回は少し趣向を変えて、英語上級者を目指して原書に挑戦しようと思われている人たちに、おススメの3冊を紹介します。

英語を勉強していると、原書を読んでみたくなります。しかし、ちょうどいいレベルのものはなかなか見つからないですよね。あまりレベルが高いと途中で挫けます。と言ってあまり幼稚なものでは満足できません。その中間あたりなのですが、どんな本がいいのか探すのに迷います。

そこでわたしがこれまで読んだ中で、おもしろくて同時に英語も読みやすい、という2つの要素の揃った3冊を紹介したいと思います。

1冊目は、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」です。英語のタイトルは「The Catcher in the Rye」ですね。

この小説は、主人公が1人称で語っているスタイルをとっているのですが、その主人公が男子高校生なので、そんなに難解な英語になっていません。また、青春時代という万国共通のテーマを扱っているので、内容もわかりやすいと思います。若者はもちろん人生の経験を積んだ方でも、おもしろく読める内容です。

2冊目は、ダニエル・キースの「アルジャーノンに花束を」です。英語のタイトルは「Flowers for Algernon」です。

この小説の主人公は、知的障害をもつチャーリーという男性です。彼は、脳科学者による実験手術を受けて、天才と言っていいほどの知能をもつようになります。しかし、ありのままの自分で楽しく過ごしていたかつてのチャーリーが、だんだんと自分の知能を鼻にかけるようになり、周りに合わせられなくなります。ところが、手術は完全ではなかったため、知能が衰え始めてついには・・・、あとは、読んでいただければ・・・。

最初、間違いだらけの拙い英文だったのですが、徐々に洗練されていき、大人の英文となります。その変容が私たちには英語の勉強になるわけです。いわば、小学生の作文が、大人の文章へと変わっていく様子を観察しているわけですから。

最後のおススメ本は、マリオ・プーゾォの「ゴッドファーザー」です。英語では「The Godfather」。そのままですね。

これは犯罪小説ですが、そのエンターテイメント性は、映画化されたパート1、パート2どちらもアカデミー賞に輝いたことからも明らかでしょう。その面白さは群を抜いています。

今回紹介した3冊の英文は読みやすく、次々にページをめくってしまう、まさにpage-turnerと言うべき小説です。

コロナ対策で家にいる時間が長い今こそ、原書に挑戦してみませんか?

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