受験生の皆さんへ、「忘れない英単語の覚え方」第2弾です!

受験生の皆さん、前回は人間の脳が記憶する仕組みを利用した覚え方について書きました。今回は、英単語の構造から効率的に記憶する方法について書いていきますね。それは、英単語を分解して覚えるやり方です。

英単語は、「接頭辞」「語幹」そして「接尾辞」の3つに分解できる、ということを知っていますか?(全部ではありませんが)

「接頭辞」とは、語の頭に付いて、意味を付加する働きをするものです。例えば、un-、dis-、in-などがあります。

「接尾辞」は語の最後について、主に単語の品詞を決める働きをします。例えば、-tion, -al, –enなどがあります。

これらを利用して英単語を覚えると、ただ力づくでやるよりも、はるかに効率的でかつ持続的に思い出せる単語力となるのです。

実例を上げて、説明しますね。

unprecedentedという単語を知っていますか?一見むずかしそうな単語ですよね。でも、実は分解してみると簡単に覚えられるのですよ。

この単語の語幹は、precedeという動詞からできています。precedeは2つに分けられて、pre-と-cedeで構成されています。

pre-は、「先に」とか「前に」という意味をあらわす接頭辞です。-cedeは-ceedと同じで、「行く」とか「進む」という意味を持っています。

したがって、precedeは「~に先立つ」という意味の動詞になります。

この動詞の過去分詞形がprecedentedで、「前例のある」という意味の形容詞です。

さらに、この語の頭にun-という「反対」とか「否定」の意味を付加する接頭辞を付けると、冒頭のunprecedentedになるのです。

もう、この単語の意味がおわかりですね?そうです。「前例のない」です。

例えば、an unprecedented victoryと言えば「前例のない勝利」「空前の勝利」という意味になり、かなりいい感じの味わいのある表現です。

どうですか?英単語を分解して覚える方法でした。実はこの方法は、難解な単語ほど使えるのです。当然ですよね。難解な単語ほど多くの要素が繋がってできているのですから。

この方法を使うためには、「接頭辞」「語幹」、そして「接尾辞」の意味をあらかじめ知っておく必要があります。しかし、大丈夫です。どれもそんなにたくさんではありません。一度覚えてしまえば、繰り返し使われていますのですぐに慣れると思います。

受験生の皆さん、「英単語分解法」を使って、効率的に英単語を覚えていきましょうね。がんばれ、受験生!

 

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