今回は少し趣向を変えて、「編集」という概念について解説です。
学習するときの脳の働きは、この「編集」という概念を知っていると、その効率を高めることができます。
では「編集」とは何か?
それは「学習する内容に自分なりの工夫を少しだけ加えること」です。
例を挙げると、教科書の内容を自分なりにノートにまとめる、という作業が「編集」です。
なぜなら、教科書編集者が書いた内容を、あなた自身が自分なりに「編集」するからです。
つまり、教科書編集者が書いた文をそのまま暗記するのではなく、自らの能動的な思考により理解しやすい形に変更して覚える、のです。
この過程が「編集」です。
そして、これこそが効率的な学習の最大の秘訣なのです。
教科書に書いてあるものをそのまま暗記する作業には、この「編集」の過程が入っていません。
「編集」」していない知識は、自ら編集した知識ではないから使えない、のです。
(教科書丸暗記の学習が非効率的なのは、このためです。)
自分の脳による処理を行ってから記憶する、この「編集」という過程を経ることで、その記憶が自分のものになるわけです。
いかがでしょうか?
「編集」の重要さ、おわかりいただけたでしょうか。
ぜひ参考にしてください!