意味上の主語の解説、第2弾です。
今回は
2 「動名詞」の意味上の主語
です。
まずは、「動名詞」について改めて解説。
「動名詞」は、Ving の形で動詞を名詞にするものです。
意味は「Vすること」です。
名詞ですが、動詞の働きも持っています、
だから、その動作を行う主体(意味上の主語)を表す必要があるのですね。
では、本題です。
「動名詞」の意味上の主語は、どのように表すのか?
それは、
その名詞の「所有格」と「目的格」
です。
例文で確認しましょう。
She insisted on his ( him ) going there by himself.「彼女は彼がそこに一人で行くことを主張した」
この文では、going there 「そこに行くこと」という動名詞の意味上の主語が「彼」です。それを表すのに、「所有格」his、 または「目的格」him、 のどちらか(どちらでもよい)を使うのです。
もう一つ例文。
He is sure of my ( me ) passing the exam.「彼は私がその試験に合格することを確信している」
この文では、passing the exam「その試験に合格する」のが my ( me ) 「私」ということになります。
この2つの例文は、どちらもわかりやすいように代名詞を使いました。
普通名詞を使うとこうなります。
She insisted on Mike’s ( Mike ) going there by himself.
「彼女はマイクがそこに一人で行くことを主張した」
普通名詞の所有格は、「 ’s 」を付けますよね。それが Mike’s という形です。
また、普通名詞の目的格は主格と同じ形です。従って、一見したところ、名詞がそのまま置かれている形( Mike )になっていますが、これは目的格ですね。
いかがでしょうか?
動名詞の意味上の主語は「所有格」と「目的格」、
ぜひ確認しておいてくださいね!