疑問詞のある疑問文に S+V が挿入されている文があります。
この文が苦手な受験生がとても多いことに気づかされます。
今回は、その解説です。
例文1:What do you think he did then?「彼がその時何をしたと思いますか」
この文では、what と he did then の間に do you think が挿入されていますね。
元々は、下の2つの文です。
What did he do then?「彼はその時何をしたのですか」
do you think 「~と思いますか」
これらが合体したのが例文1です。
do you think が挿入されると、疑問文の語順が肯定文の語順に変わります。
この文では、did he do が he did に変わりましたね。
もう一つ例文。
例文2:Who do you think he is?「彼が誰だと思いますか」
この文は、Who is he?「彼は誰ですか」と、do you think が合体しました。
だから、is he が he is に変わっています。
さらにこの挿入節は、関係代名詞の文にも使われます。
例文3:I saw a man who I thought was his father. 「私は彼の父親だと思う男性を見かけた」
この文では、I thoughtが who の後に挿入されています。
I thought を取ると、
I saw a man who was his father. 「私は彼の父親である男性に会った」
となり、その男が彼の父親であることが事実になってしまいます。彼の父親かどうか、確信はないわけですから、「~と思う」が挿入されているわけです。
いかがだったでしょうか?
疑問詞の後のS+Vの挿入についての解説でした。
ぜひ参考にしてください!