塾生を指導していて気づいたのが、onlyに2つの意味があることをよくわかっていない人が多いことです。
今日は、その話をしたいと思います。
そもそもonlyには、2つの品詞があるのです。知ってましたか?
一つ目は、形容詞のonlyです。形容詞では、「唯一の、たった一つの」の意味ですね。
The only thing he cares about is money.「彼が気にかけている唯一のことは金だ」
この文では、onlyがthingを説明している形容詞です。
2つ目のonlyは、副詞です。「ただ~だけ、~に過ぎない」という意味です。
She only works afternoons. 「彼女は午後だけ働いている」
この文では、onlyがwork afternoonsという述語の部分を説明しています。
このように、onlyは2つの意味があるのですが、とても紛らわしいものがあって、その点で苦労する人がいるようです。
He is an only child.
He is only a child.
この2つの文の違いがわかりますか?
上の文は、「彼は一人っ子だ」という意味です。つまり、onlyがchildという名詞を説明している形容詞だからです。
下の文は、「彼はまだほんの子供だ」という意味です。つまり、onlyが副詞として述語の部分is a childを説明しているからです。
いかがでしょうか。時々間違う人がいるonlyの2つの意味、わかりましたか?
これからonlyが出てきたら、どちらの意味かを考えて読んでいってくださいね。