英語長文では、しばしば as が現れます。
従って、as の意味の取り間違いによって英文全体の解釈を間違ってしまうということがよく起こります。
今回は、as の意味で、必須のものをいくつか紹介します。
Great as Einstein is as a physicist, he is still greater as a man.
「アインシュタインは物理学者として偉大であるけれども、人間としてさらに偉大である」
この文には、as が3回も現れます。
1 最初の as
これは、形容詞の後に置かれて「~だけれども」という譲歩の意味をもつ as です。
次のような間違いがしばしば見られますね。
「アインシュタインは物理学者として偉大であるので、人間としても偉大だ」
一見すると問題ないように見えますが、実はかなりニュアンスが異なりますね。
2 2番目と3番目の as
前置詞で「~として」という意味です。
3 「比例」のas
As Britain gets hotter and drier, it is becoming a more popular place to take a holiday.
「イギリスが次第に暑く雨が少なくなるにつれて、休暇をとる場所として人気が出ている」
上の文では、as が接続詞として使われていますが、よく出てくる「~なので」でもなく「~の時」でもない、「~するにつれて」という意味なのです。これは、後に続く文中に比較級が現れていることから、この意味(より~するにつれて)になるのです。
いかがでしょうか?
as は頻出だからこそ、しっかりと押さえておきたい語です。
どうぞ参考にしてください。