部分否定になれる語には共通の特徴があります。
例を上げましょう。
Not all the students were present in the class.
「その授業に全ての生徒が出席していたわけではなかった」
この文で用いられている all は「全ての~」という意味で、非常に強い意味を持っています。
従って、その前に否定語の not を置いても、全部を否定できません。
その一部を否定できるだけなのです。
これこそが「部分否定」になる理由です。
次の例で確認してみましょう。
The rich are not always happy.「金持ちが常に幸福とは限らない」
この文の always も「常に」というとても強い意味を持っています。
そのため、not を前に置いても一部しか否定されません。
従って、「いつも~とは限らない」という「部分否定」になるわけです。
いかがでしょうか?
本来100%を表す強い意味を持つ語を否定しても、その一部を否定することしかできない。
これが「部分否定」の本質です。
どうぞ参考にしてください!