長文の中では、しばしば比較表現が現れます。比較とは、自分の主張を相手に伝えるのにとても便利な表現だからです。
例えば、「あの山は非常に高い」では、どれくらい高いのかピンときませんが、「あの山は東京スカイツリーの10倍高い」と言えば、伝わりますよね。
しかし、長文ではこのようなわかりやすい比較表現ではなく、かなり複雑な構造で現れることが多いので、、あらかじめ演習しておくことが必須です。
It is not what one sees on the outside, so much as what is in the inside of a man, which makes him happy and contented, or the contrary.
「人を幸せで満ち足りた気持ちにしたり、それと反対にしたりするのは、外面的なものというよりむしろ、人の内部にあるものである」
この文では、not A so much as Bという比較表現が重要です。意味は、「AというよりむしろB」です。
さらに、It is A that Bで「BなのはAである」という強調構文で構成されています。
ですから、相当に複雑な構造をしています。理解できますか?
このような英文を日頃から演習しておかなければ、試験で出題されたときに対応できるはずがありません。難解な英文を数多く読んでおく演習がいかに大切かがわかりますね。
このブログでは、さらにこのような英文を紹介していきます。
お楽しみに!