but に前置詞の用法があるのを知っていますか?知っているととても得しますよ。
今回はその解説です。
では、始めましょう!
例文1:Everyone but me was tired. 「私以外は皆疲れていた」
上の例文でわかるように、前置詞の but は「~を除いて、~以外に」という意味です。従って、except と同じ意味になりますね。
例文2:I ate nothing but bread and milk. 「パンとミルク以外何も食べなかった」
この例でも同じく「~以外」という意味です。ただ、nothing but ~ はこれだけで熟語として知られていますよね。そうです、「~だけ」という熟語です。
実はこの nothing but ~ は、 but の前置詞の意味を知っていれば簡単に理解できるのです。
もう一つの例文をみてみましょう。
例文3:He wanted nothing but love out of her. 「彼は彼女の愛だけがほしかったのだ」
この文も、「彼は彼女からの愛以外何もほしくはなかった」というのが本来の意味です。ここから、nothing but = only の公式が出てくるのですね。
さらに、もう一つ大切な熟語がありますね。そうです、anything but です。
例文4:He is anything but a gentleman. 「彼が紳士だなんてとんでもない」(彼は全く紳士ではない」
この文の本来の意味は、「彼は紳士以外の何かである」なのです。そこから「まったく~ない」という全否定の意味になります。
従って、anything but ~ = not ~ at all の公式が出てくるのです。
いかがでしょうか?
前置詞のbut は、とても応用範囲の広い大切な用法であることがお判りいただけたでしょうか?
ぜひ参考にしてください!