if 節のない仮定法、知っていますか?実はたくさんあります。その見分け方の解説です。

仮定法には必ず if  がある、と思っていませんか?

実際の英語長文には、 if のない仮定法がたくさんあります。

今回はその解説です。

例文です。

What is the essence of being human? What sets us apart from other species? Many would answer that it is our ability to reason.

意味です。

「何が人間であることの本質なのか。私達を他の種と分けているものは何なのか。多くの人はそれは思考する能力だと答えるだろう

下線部の助動詞 wouldが、「仮定法過去」です。でも、if はありませんね。

実は「もしも聞かれたら、多くの人は~と答えるだろう」という言外の意味が、主語の many に込められているのです。

それでは、if のない仮定法をどうやって見分けたらいいのか。

次の助動詞の過去形に注目すればいいのです。

would, could, might

の3つです。

例文です。ちょっと長いですが、頑張って!

Because the pitcher throws with knuckles against the ball, it floats towards the batter tantalizingly slowly and with little or no spin. Therefore, the ball is buffered by turbulence, and appears to drift. Hitting a knuckle ball would be like swatting a fly in flight.

意味は、

「ピッチャーは拳をボールに押し付けて投げるので、ボールは気を揉ませるようにゆっくりと、ほとんどあるいはまったく回転せずにバッターの方に浮かぶように進む。だから、ボールは気流によって動きを和らげられて、あちこち動いて見えるのだ。ナックルボールを打つのは飛んでいるハエを叩くようなものだろう

この文では、動詞は全て現在形(下線部)ですが、最後の助動詞 would だけが過去形になっています。

これが、仮定法のサインです!

この文では、主語の Hitting a knuckle ball に「もしもナックルボールを打つとしたら、それは~」という言外の意味が含まれているのです。

 

まとめるます。

現在の話の中に、過去時制の助動詞、

would, could, might

これらが現れたら、それは(おそらく)仮定法。

 

いかがでしょうか? if のない仮定法の見分け方でした。

ぜひ参考にしてください!

 

コメントを残す

*