前回から、英文読解で最も難解な第5文型、SVOCをとる動詞を解説しています。以下の3種類がありましたね。
1 使役動詞
2 感覚動詞
3 find, keep, leave
今回は、その第2弾、感覚動詞です。
2 感覚動詞とは?
感覚動詞とは、人の五感を表す動詞のことです。具体的には、次の5つですね。
・「見る」 see、「聞く」 hear、「感じる」 feel、「匂う」 smell、「味がする」 taste
その全てに通じる意味は「OがCするのを知覚する」というものです。ほらやっぱり、OとCの間に「主語述語関係」が成立していますね。
例文をみていきましょう。
例文1:I saw her cross the street.「私は彼女が通りを渡るのを見た」
例文2:I saw her crossing the street.「私は彼女が通りを渡っているのを見た」
上の文はどちらも、目的語herが通りをcrossするのを見た、です。違いは、原形のcrossが通りを渡るのを最初から最後まで見たのに対して、現在分詞のcrossingでは、渡っている途中の動作を見た、という点です。
例文3:She heard her name called from behind.「彼女は後ろから名前を呼ばれるのを聞いた」
この文では、目的語her nameがcallされるのを聞いた、という意味です。過去分詞は基本的に「~される」という受け身の意味をもっていますので、やっぱり目的語と補語の間に「主語述語関係」が成立していますね。
このように、補語(C)には、原形・現在分詞・過去分詞がくることが多いので注意してください。
いかがでしょうか。
SVOCをとる感覚動詞のまとめでした。参考にしてくださいね。